Claude Code
導入マニュアル
日本語の指示だけで、WebサイトやアプリをAIが作る時代へ
Claude Code とは
話しかけるだけでコードを書く「AIエンジニア」
Claude Code は、Anthropic社が開発したAIコーディングアシスタントです。 プログラムの書き方を知らなくても、日本語で指示するだけでWebサイト・アプリ・業務自動化ツールを作れます。
こんな指示が通じます
VS Code の画面下に表示される「ターミナル」という入力欄で、日本語のまま指示できます。
Claude の3つの製品・使い方
他のAIコーディングツールとの比較
| ツール名 | 日本語対応 | 初心者向け | ファイル直接編集 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| Claude Code 本書 |
◎ | ◎ | ◎ | 日本語指示が自然・複雑な指示でも精度高い |
| GitHub Copilot | ○ | △ | ◎ | VS Code と密連携・入力補完が強力 |
| Cursor | ○ | △ | ◎ | エディタ自体がAI搭載・エンジニアに人気 |
| Codeium / Windsurf | ○ | △ | ◎ | 無料プランが充実・補完機能が高精度 |
| ChatGPT | ◎ | ◎ | × | コードを提案するだけ・自分でコピペが必要 |
料金プランについて
Claude Code は Claude.ai の有料プランに加入することで使用できます。
- Claude.ai チャットのみ
- Claude Code は使用不可
- 利用回数に制限あり
- Claude Code が使用可能
- 月間利用枠あり
- 最新モデルへのアクセス
- Claude Projects 利用可能
- Pro の5〜20倍の利用枠
- 大量作業・長時間利用向け
- 業務でヘビーに使う方向け
インストールの流れ
全体の流れを確認しよう
インストールは以下の順番で行います。ひとつひとつ丁寧に進めましょう。
STEP 1 — PCのCPU種類を確認する
Node.js をインストールするとき、CPU の種類を選ぶ必要があります。先に確認しておきましょう。
キーボードの Windows + R を同時に押します。
小さな入力欄が開いたら msinfo32 と入力して Enter を押します。
開いた画面の「プロセッサ」という項目を確認します。
| 表示されている内容 | Node.jsで選ぶもの |
|---|---|
| Intel Core i3 / i5 / i7 / i9 / AMD Ryzen | Windows x64(ほとんどの方はこちら) |
| Snapdragon X / ARM と書いてある | Windows ARM64 |
画面左上の Apple メニュー()→「このMacについて」をクリックします。
「チップ」または「プロセッサ」の欄を確認してください。
| 表示されている内容 | Node.jsで選ぶもの |
|---|---|
| Apple M1 / M2 / M3 / M4 | macOS ARM64(Apple Silicon) |
| Intel Core i5 / i7 / i9 | macOS x64(Intel Mac) |
STEP 2 — Anthropic アカウントを作成する
ブラウザで claude.ai を開き、「Sign up」をクリックします。
メールアドレスを入力し、届いた確認メールのリンクをクリックして認証します。 Google アカウントや Apple アカウントでのログインも可能です。
ログイン後、画面左下の「Upgrade plan」から Pro プラン($20/月) に申し込みます。 クレジットカード情報を入力してください。
STEP 3 — VS Code をインストールする
ブラウザで code.visualstudio.com にアクセスし、 「Download for Windows」ボタンをクリックしてインストーラーをダウンロードします。
Macの場合:「Download for Mac」をクリックして .zip ファイルをダウンロードします。展開して出てきた「Visual Studio Code」アプリを「アプリケーション」フォルダへドラッグ&ドロップしてください。
ダウンロードした VSCodeSetup-xxx.exe をダブルクリックします。
途中の設定はすべてデフォルトのままで問題ありません。「次へ」を繰り返して完了させてください。
「PATH に追加する」のチェックはオンのままにしておいてください(後の作業に必要です)。
Macの場合:アプリケーションフォルダへドラッグするだけで完了です。インストーラーの実行は不要で、PATH の設定も自動で行われます。
インストール完了後、VS Code を起動します。下の図のような画面が表示されれば成功です。
STEP 4 — Node.js をインストールする
Claude Code の動作に必要な Node.js(内部エンジン)をインストールします。 難しい設定は不要で、インストーラーを実行するだけです。
ブラウザで nodejs.org にアクセスします。
「LTS(推奨版)」と書かれたボタンをクリックしてダウンロードします。 STEP 1 で確認した CPU の種類(x64 または ARM64)を選んでください。
Macの場合:STEP 1 で確認したチップに合わせて選択します。Apple M1/M2/M3/M4 → macOS ARM64 / Intel Core → macOS x64。ダウンロードした .pkg ファイルをダブルクリックして「続ける」を繰り返すだけで完了します。
ダウンロードした .msi ファイルをダブルクリックし、「Next」を繰り返して完了させます。
途中の設定はすべてデフォルトのままで大丈夫です。
VS Code を開き、上部メニューの 「ターミナル」→「新しいターミナル」 をクリックします。 画面下にターミナルが開いたら、以下を入力して Enter:
node -v
以下のようにバージョン番号が表示されれば成功です:
v20.15.0
Macの場合:Control + ` で同様に開けます。
STEP 5 — Claude Code をインストールする
VS Code で上部メニュー「ターミナル」→「新しいターミナル」をクリックします。
ターミナルに以下をコピー&ペーストして、Enter を押します:
npm install -g @anthropic-ai/claude-code
文字がたくさん流れますが、1〜2分待てば完了します。
インストール完了後、以下を入力して Enter:
claude
ブラウザが自動で開き、Anthropic アカウントへのログインが求められます。 STEP 2 で作ったアカウントでログインしてください。
「>」が表示されていれば、Claude Code が使える状態です。
STEP 6 — AI学習をオフにする(プライバシー設定)
デフォルトでは、やり取りした会話がAIの改善に使われる場合があります。 業務情報を扱う場合は必ずオフにしましょう。
ブラウザで claude.ai にログインし、左下のアイコンまたはメニューから 「Settings(設定)」 を開きます。
「Privacy」 タブを選択し、 「Use my conversations to improve Claude」のトグルを オフ(灰色) にして保存します。
Claude Code を初めて体験する
VS Code で作業フォルダを開く
Claude Code は「今開いているフォルダ」を作業場所として使います。 まず VS Code でフォルダを開くところから始めます。
デスクトップなどに my-project という名前のフォルダを作ります。
エクスプローラーで右クリック→「新しいフォルダー」で作れます。
VS Code を開き、上部メニュー「ファイル」→「フォルダーを開く」をクリックします。
先ほど作った my-project フォルダを選択してください。
VS Code が「このフォルダーの作成者を信頼しますか?」と確認してきます。 自分で作ったフォルダなので、「はい、作成者を信頼します」 をクリックしてください。
これは VS Code の安全機能です。知らない人から受け取ったフォルダを開く場合は「いいえ」を選びましょう。
上部メニュー「ターミナル」→「新しいターミナル」でターミナルを開き、以下を入力:
claude
「>」が表示されれば準備完了です。
日本語で指示して Hello World を作る
ターミナルの「>」の後ろに以下のように入力して Enter:
> シンプルなHTMLファイルを作って。「Hello, World!」と大きく表示して、背景は黒、文字は白にして。
Claude が index.html を作成します。
VS Code の左側ファイル一覧にファイルが追加されているのが確認できます。
<html>
<body style="background:#000">
<h1 style="color:#fff">Hello, World!</h1>
</body></html>
作成された index.html を左側の一覧から右クリックし「エクスプローラーで表示」→
ファイルをダブルクリックしてブラウザで表示を確認します。
ターミナルに戻って追加の指示を出せます:
> 文字の色を黄色に変えて、フォントサイズも大きくして。
Claude がファイルを自動で修正します。ブラウザを更新して変化を確認しましょう。
「ツール実行の許可」確認について
作業中に Claude Code が「この操作をしてよいですか?」と確認してくる場合があります。
| 表示される確認 | 意味 | 対応 |
|---|---|---|
| ファイルを作成・編集してよいですか? | 指示したファイルを操作しようとしている | Yes で許可 |
npm install などのコマンドを実行してよいですか? |
必要なソフトをインストールしようとしている | 内容を確認して Yes |
| 見慣れないコマンドが表示された | 予期しない操作の可能性 | No で拒否・内容を確認 |
ビジネス利用における注意点
1. 機密情報・認証情報を入力しない
絶対に Claude Code に入力してはいけない情報
| 情報の種類 | 具体例 |
|---|---|
| パスワード・認証情報 | データベースのパスワード、管理画面のパスワード |
| APIキー・シークレット | AWS、Google、Stripe などのシークレットキー |
| 顧客の個人情報 | 氏名・住所・電話番号・メールアドレスの一覧 |
| 社外秘の文書内容 | 未公表の売上データ、契約内容、内部資料 |
2. 権限付与は慎重に
毎回の確認が面倒でも、操作内容を把握しながら進めることが大切です。 特に重要なフォルダで作業する際は、都度確認するモードで使用してください。
業務で使う場合は、個人用のアカウントと分けて登録することを推奨します。 企業での利用は「Claude for Teams / Enterprise」プランの導入も検討してください。
3. 成果物は必ず人間が確認する
| 確認すべき内容 | なぜ重要か |
|---|---|
| Webページが正しく表示されるか | AIがコードを生成しても、見た目が指示と異なる場合がある |
| フォームや計算が正しく動作するか | 送信先・計算式のミスはAIが気づかない場合がある |
| セキュリティ上の問題がないか | 脆弱性のあるコードを生成してしまうことがある |
インストール完了チェックリスト
| ☐ | Anthropic アカウントを作成した |
| ☐ | Pro プランに申し込んだ |
| ☐ | VS Code をインストールした |
| ☐ | Node.js をインストールした(node -v で確認) |
| ☐ | Claude Code をインストールした(claude で起動確認) |
| ☐ | AI学習をオフにした |
| ☐ | Hello World を作成して動作確認した |