SECRETARY APP PROJECT 2026

秘書アプリ開発
GitHubとは

コードの保存や変更履歴の管理を行うGitHubの概要、手元で管理するGitとクラウド上のGitHubの違い、安全に共同開発を行うためのプライベート設定の重要性

対象:秘書アプリの機能追加まで経験した方 / 秘書アプリ開発カテゴリ 第5回

はじめに

これまでは、Claude Codeとの会話だけでアプリを作ったり直したりしてきました。今回学ぶ「GitHub」は、そうして作ったコードを安全に保存し、変更の履歴を記録しておくための仕組みです。難しく感じるかもしれませんが、仕組みを知れば「なぜ必要か」がすぐに納得できるはずです。

特に、家族や仲間と一緒にアプリを育てていきたい場合、GitHubの「プライベート設定」はとても重要です。今回はその考え方も含めて、専門用語を避けながら基礎を押さえていきます。

1GitHubの概要
コードの保存や変更履歴の管理を行う仕組みとしてのGitHubを知ります。
2GitとGitHubの違い
手元のパソコンで管理する「Git」と、クラウド上の「GitHub」、それぞれの役割の違いを理解します。
3プライベート設定の重要性
安全に共同開発を行うために欠かせない、公開範囲の設定について学びます。
1

コードの保存や変更履歴の管理を行うGitHubの概要

GitHubは「作業履歴つきの保管庫」

GitHubは、アプリの設計図にあたる「コード」を保存しておける場所です。ただの保存ではなく、いつ・何を変更したかという履歴も一緒に記録される点が特徴です。

コードを「保存・変更履歴の管理・共有」できる、 クラウド上の保管場所
🕑
変更履歴を残せる

いつ・どこを変えたか記録。必要なら過去に戻せる。

🔒
クラウドで安全

パソコンが壊れてもネット上に残る。別の端末でも再開できる。

👥
共有・公開設定

人と共同開発。自分だけ/世界に公開を選べる。

💡
難しい操作を覚える必要はない

Claude Codeに「GitHubに保存して」と伝えるだけで、履歴の記録まで代わりに行ってくれます。

ファイルのコピー地獄を解決する

GitHubがない場合、変更のたびにファイルをコピーして名前を変える、という管理をしがちです。GitHubを使うと、それを1本の履歴にまとめて管理できます。

これまで:コピーが増えて最新が分からない

企画書_最終
企画書_最終(2)
企画書_最終_修正
企画書_最終_本当に最新
企画書_最新(3)…

GitHub:変更履歴で1本にまとめて管理
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Aさんが追加
2
Bさんが修正
3
Cさんが改善
最新の状態
単なるファイル置き場ではなく、履歴を残せる「安全な保管場所」
変更履歴を保存する
今の状態を保存しておきたい。週次振り返り機能を追加したところまでの記録として残してほしい。
現在のコードの状態を「週次振り返り機能の追加」として記録し、GitHubに保存しました。

履歴が残ることの安心感

作業を進めていくと、「前の方がよかった」「あの時点に戻したい」と感じる場面が出てきます。GitHubに履歴が残っていれば、どの時点にも戻れるという安心感を持って作業を進められます。

2

ローカルで管理するGitとクラウド上のGitHubの違い

「Git」は手元の記録帳、「GitHub」はクラウドの保管庫

名前が似ている「Git」と「GitHub」ですが、役割は異なります。

📝
Git
自分の手元にあるノートの下書き。変更するたびに書き足していく。
💾 パソコンの中で完結
📶 ネット接続は不要
🔒
GitHub
ノートのコピーを預けておける金庫。ネット越しにいつでも取り出せる。
☁️ インターネット上に保存
📶 ネット接続が必要
手元の変更をGitHubに反映する
今パソコンの中で直した内容を、GitHubの方にも反映しておいて。
パソコン内の変更履歴(Git)を確認し、GitHub上にも同じ内容を反映しました。これで他の場所からも最新の状態を確認できます。

なぜ2つに分かれているのか

✍️
1. 手元で記録(Git)
ネットがなくても、こまめに変更を書き足していける。
☁️
2. まとまったらクラウドへ(GitHub)
ある程度作業が進んだら、GitHubへまとめて送る。
3

安全に共同開発を行うためのプライベート設定の重要性

公開範囲は「パブリック」と「プライベート」

GitHubに保存した内容は、誰に見せるかを設定できます。

🔓
パブリック(公開)

誰でも中身を見られる状態。オープンなプロジェクト向け。

🔒
プライベート(非公開)

許可した人だけが見られる状態。個人・社内アプリ向け。

⚠️
個人情報や秘密情報を含む場合は必ずプライベートに

秘書アプリのように個人的な情報や、パスワードなどの秘密情報(.env)を含む可能性があるプロジェクトは、必ずプライベート設定にしましょう。

プライベート設定を確認・依頼する
このアプリのGitHubの保存先、今パブリックになってないか確認して。もしなっていたらプライベートに変更してほしい。
現在の設定を確認しました。現状はプライベートになっており、許可していない人には見えない状態です。

誰と共有するか

プライベート設定のままでも、特定の人だけを招待して一緒に作業することができます。「非公開=誰とも共有できない」ではありません。

特定の人だけに共有する
このアプリの中身を、一緒に開発している人にも見えるようにしたい。ただし他の人には見えないままにしたい。
プライベート設定は保ったまま、共同作業者として招待する方法をご案内します。招待された人だけが中身を見られる状態です。
「公開してから直す」ではなく「最初からプライベート」

あとから非公開に変更しても、公開されていた間の記録が完全には消えない場合があります。プロジェクトを始める最初の時点でプライベートにしておくのが安全です。

GitHubの基本操作も、Claude Codeへの指示で完結します。
「保存して」「プライベートになってるか確認して」——仕組みさえ理解していれば、操作そのものは会話だけで進められます。

この章の確認チェックリスト

GitHubがコードの保存・履歴管理の場所だと理解した
Gitがパソコン内の記録、GitHubがクラウドの保管庫という違いを理解した
自分のアプリの公開範囲(パブリック/プライベート)を確認した
個人情報や秘密情報を含む場合は必ずプライベートにすると理解した
共同開発する相手だけに限定して共有する方法を知った